PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その23

本吉病院PCAT派遣医師だより(2013/3/26)

3月25日に齋藤祥子医師の勤務が終了しました。
3月11日から本吉病院では入院医療が5床で再開になりました。特定の主治医を決めず、院長・副院長と齋藤医師の3人ですべての入院患者さんを診療するシステムです。外来と訪問看護を担当していた看護師さんたちに病棟業務が加わりました。
新たな試みで試行錯誤が続く中、齋藤医師は重症の患者さんの治療や転院手続きなども含め奮闘しました。勤務の後半は疲れがたまって必ずしも体調はよくなかったそうですが、最後までテキパキと頑張って勤務されました。
小児科出身の齋藤医師にとっては、「外来・往診・多種職連携についてなど様々な知識が要求されるハードルの高い」研修だったようですが、「それでもじっくり見守って、指導してくれた先生と看護師に感謝しています。もっと自分のスキルを上げて、また本吉病院に来たいです」との感想を最後に頂きました。
次の勤務先では、家庭医療後期研修が始まります。本吉病院で一足先に研修した家庭医療の世界で、今後の大きな飛躍を期待しています。

    齋藤祥子医師・看護師さんたちとナースステーションの様子           病棟の廊下

齋藤祥子医師・看護師さんたちとナースステーションの様子             病棟の廊下 衛星マップ

2013年4月11日

本吉病院


PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その22

入院診療再開へ

本吉病院は今、3月中旬からの入院診療の再開に向けて準備中です。そんな中、約半年ぶりで、PCATからの長期派遣医師(齋藤祥子医師、2・3月 派遣予定)が勤務中です。
齋藤医師は小児科の後期研修医で、後期研修の3年目の最後の時期に当たります。4月からは他の病院で日本プライマリ・ケ ア連合学会の家庭医療後期研修プログラムに入る予定とのことで、 小児以外の患者診療にも意欲的です。

本吉病院の院長・副院長の強力なバックアップと指導のもと、定期通院患者については1単位6~7人のペースで じっくり診療・研修を行うとともに、小児患者の診療も行っています。上級医の在宅診療にも適宜同行しています。
本吉病院では1月から仮説住宅の健康相談も行っており、そこに出向くこともあります。また、宮城県塩竃市の坂総合病院のレジデントとの交流の機 会もあったそうです。
すでに半分の勤務期間が過ぎましたが、体調を崩さず御活躍して頂くよう期待しています。

2013年3月1日

本吉病院


PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その21

7月半ばから本吉病院に赴任している小林美和子医師が、8月29日に勤務を終了、帰任しました。

8月26日のインターネットふりかえり会議では、終末期の2例(急変例と、穏やかな在宅看取りのできた例)を提示され、ディスカッションをしました。
1ヶ月半の間、それまでの米国でのHIV感染者を中心とする感染症診療とはまた異なる、家庭医・総合医の世界で、きっちりと仕事をしていただきました。

小林医師はWHO(世界保健機構)での勤務のため、9月初旬に海外へ飛び立ちました。今後の御活躍を期待します!

帰任に際して、本吉病院玄関で職員と。左から2人目より及川管理課長、齊藤副院長、小林医師、川島院長

8月25日に2年ぶりに開催された第18回本吉マンボウサンバ大会。病院のすぐ近くの津谷商店街で盛り上がりました

 

 

番外編:9月1日・2日福岡市で開催された日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の2日目に、本吉病院の看護師さん2人が、「運命を変えた日 今ここから」というタイトルで震災直後の状況とそれを乗り切った体験を発表されました。左写真の左後ろ姿は川島院長

 

・・・次回へ続く
これまでのPCAT派遣医師だより

2012年9月10日

本吉病院


気仙沼市立本吉病院PCAT研修医派遣プログラムVTR

気仙沼市立本吉病院PCAT研修医派遣プログラムのVTRが完成しました。

本吉病院の医療者や派遣経験医師から、病院の現状と研修環境をお伝えします。
どうぞご覧ください。
※欄外右のサイドバーからも全画面でshort versionをご覧いただけます。

気仙沼市立本吉病院PCAT研修医派遣プログラム short version

2012年8月22日

本吉病院


PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その20

7月半ばから本吉病院に赴任している小林美和子医師は、元気に勤務中です

インターネットミーティングでは、ある患者さんの生活全般について、医療と行政のサポートの役割分担について考察する機会がありました。
米国での感染症診療の生活が長く、プライマリ・ケアに関わること自体が久しぶりだったので戸惑うことも多かったようですが、さまざまな方に支えられ、毎日少しずつ勉強しています、とのこと。小児の診療にも慣れてきました。
任期も余すところ2週間となりましたが、身体に気を付けて頑張って下さい!

本吉病院では改装が終了。来週から新しくなった1階で外来のスタートです (逆光でよく見えずすみません!)

小林医師が本吉へ見学に来られた医学生さんと南三陸町へ行った時の写真。職員が最後まで津波のアナウンスを続けて殉職されたという防災庁舎です

 

・・・次回へ続く
これまでのPCAT派遣医師だより

2012年8月16日

本吉病院


PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その19

瀧口有希先生から小林美和子医師へ

7月14日、後期研修医の瀧口由希先生の4週間の勤務が終了しました。
ただの僻地の地域医療ではなく、もともとあったものを失った住民の方々の診療、ということで、こころのケアを含む被災地特有の問題への対応を学びながら、医師として得るものは大きかった、と今回の派遣期間を振り返られました。

そして7月17日から、小林美和子医師の勤務が始まりました。
小林医師は後期研修医ではなく、これまで米国で感染症の診療に従事してこられました。次の勤務までの一時帰国の機会に、1ヶ月半本吉病院で勤務していただくことになりました。

既に10日以上たちましたが、日本での慢性疾患診療や縫合など、久しぶりにする診療が多いながらも、徐々に勘を取り戻しながら、きっちり家庭医的なアプローチで診療をして下さっています。

 

7月14日、瀧口医師帰任時の集合写真。前列左から齊藤副院長、瀧口医師、佐々木看護長

7月17日から勤務開始の小林医師(左)、看護師さんとのツーショット

 

 

・・・次回へつづく
これまでのPCAT派遣医師だより

2012年8月1日

本吉病院


PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その18

後期研修医の重島医師が本吉病院から帰任しました。

6月末の勤務最終週には、うつの診断をして新たに抗うつ剤の処方を開始したり、骨折や陥入爪の処置を学んだりなど、最後まで新たな体験が積み重なりました。

瀧口医師も、元気に勤務しています。赴任して2週間のあたりからは、患者さんの生活背景を含めた問診をするゆとりもできて、生活指導や禁煙のすすめも、積極的に取り組んでいます。7月5日には医療保健懇談会があり、津谷地区の住民の方々と懇談する機会がありました。

瀧口医師の勤務もあと数日。健康に気をつけて頑張って下さいね!

 

6月末、重島医師帰任時の集合写真。前列左2人目から、佐々木看護長、川島院長、重島医師、齊藤医師、瀧口医師

 

 

・・・次週につづく
これまでのPCAT派遣医師だより

2012年7月10日

本吉病院


PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その17

重島医師と瀧口医師、二人の後期研修医を迎えて

本吉病院では昨年10月の川島院長の着任以来、在宅診療の患者さんが増えており、その中で在宅でお看取りをするケースもかなりの数になってきました。派遣元では在宅緩和ケア診療や在宅看取りの経験はなかった重島医師ですが、先日の当直で初めての在宅のお看取りを経験しました。

また、震災後に失業した親が家にいた時は元気だった小児患者さんが、親の仕事の再開で家に不在がちになったことを機に症状が悪化したと思われるケースについて診療する機会もありました。日本脳炎などの、小児への定期予防接種もしています。

6月18日着任の瀧口医師(左前)、右隣は重島医師と後ろが齊藤副院長 病院スタッフとともに

 

6月18日(月)から瀧口由希医師が4週間の勤務予定で着任し、重島医師勤務終了の6月27日までは、本吉病院の後期研修医は2人体制となります。
瀧口医師の着任日に(当地ではよくあることですが)震度4の地震があったことなどもあって、最初は少々不安だったようですが、授乳女性の発熱の原因として乳腺炎を見つけたり、介護保険申請を数人の患者さんに勧めたり、膝関節穿刺をしたり、初期研修以来の小児診察をしたりなどすでに大活躍で、数回の飲み会を経て本吉にも馴染みつつあるようです。

 

3月にオープンした「気仙沼鹿折(ししおり)復幸マルシェ」

仮設店舗で復興を目指す商店街も少しずつ増えてきました

 

・・・次回につづく
これまでの後期研修医だより

 


2012年6月26日

本吉病院


PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その16

6月派遣の重島祐介医師が元気に勤務中です

着任直後に風邪をひいて体調が悪い中でのスタートでしたが、1週間でほぼ回復しました。着任直後に録画してあった本吉病院を報道するニュース番組を見る機会があり、地域での本吉病院の役割の重要さをよく理解することができたそうです。

派遣元の診療所ではほとんど診療する機会のなかった外傷の患者さんの治療や、糖尿病を長期間そのままにして来院した、病気の知識が少ない比較的若い患者さんに対して説明や定期受診の説得をするなど、日々、さまざまな場面に対応しています。

6月11日のふりかえり会議では、「家族が亡くなっているという情報がある患者さんに対し、震災との関連を確認するべきかどうか」についてのディスカッションもありました。

水を張った田んぼに入って・・・

初めての田植え作業のあとの、さわやかな笑顔   (左前は川島院長)

休日は世界遺産、中尊寺金色堂へ

当直の際に利用した病院内のお風呂は「湯船があって風呂が広くて 感動した!」とのこと。(広すぎて冬は寒いという事実はあるのですが...)。
これからもお風呂でリフレッシュして頑張って下さい!

 

・・・次回へ続く
これまでの後期研修医だより

2012年6月18日

本吉病院


PCAT派遣医師だより@気仙沼市立本吉病院 その15

PCAT派遣の研修医・前田歩医師の勤務が、5月31日で終了しました

病院にたびたび通院していても実は十分なアセスメントがされていなかった患者さんを、研修医の目で見て時間をかけて診察し、初めて明らかになった事実もありました。
前田医師の新鮮な視点と真摯な勤務態度に、病院職員のファンも多かったようで、帰任の際は送る側も送られる側も涙・涙だったとのこと。どうもお疲れ様でした!
そして6月1日に重島祐介医師が着任、2日から1ヶ月の勤務に入りました。
いきなり週末で48時間の日当直勤務ですが、「患者さんをじっくり診られるのでスタートとしては助かっています」との前向きなコメント、頭が下がります。
これから1ヶ月、身体に気をつけて頑張って下さいね!

 

前田医師、訪問診療へ

研修医宿舎(仮設住宅)の隣の小学校で運動会を開催中。元気な子供たちの声が響いてきました

川島院長(左)と前田医師(右)、懇親のひと時

前回に引き続き本吉名物! ツツジ満開の徳仙丈山山頂にて 6月2日から勤務開始の重島医師(左)と、PCAT所属の角医師(右)

 

・・・次週につづく
これまでの後期研修医だより

2012年6月4日

本吉病院


次の記事

現在活動中のプロジェクト