PCOTだより 2013年 1月

新年を迎えた2013年1月19日~20日、現地の支援者支援として「支援者の寺子屋」を開催しました

保健師、助産師、福祉課職員、子育て支援センター職員、子育て支援ボランティアや現地NPOの方、在宅被災者支援をしている「石巻健康生活復興協議会」スタッフなど、2日間で24名の方々が参加されました。

 

午前の部では
・白い紙コップをテープやシールで自由に飾ってマイカップを作り、それをネタに自己紹介
・臨床心理士の浅見さんより、人からの見え方、コミュニケーションの取り方、ネガティブな考え方をもつのは悪いことではない・・・など、気持ちを「ゆるめる」お話
・絵と文字が書かれたカードを使い、グループで自分の気持ちを話す

 

これらのワークを通じて参加者は気持ちがゆるみ、解放されたように感じたり、ほかの参加者にも親しみを感じられたようです。昼の時間はとても和やかムードになりました。 

午後の部では
浅見心理士との個別カウンセリング、マッサージ、メイクアップ、整体、足もみ、ハンドマッサージからお好きなものを受けていただきました。待ち時間には、好きなアロマを選んで、ルームスプレーづくりをしたり、お茶っこしたり・・・。
初対面同士も多かったのに皆さんすっかり仲良しになり、和気あいあいとしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者のアンケートからは
・久しぶりに笑った
・日常で自分の時間がなかなかとれないので、久々のぜいたくな時間だった
・普段がまんしている部分を出せた
・心も体もゆるめることができた
・皆さんとの出会いがうれしかった
・また明日からがんばれそうです
・これからも続くとうれしいです。人とのつながりを継続させてもらえるのは力になります!
・・・などのご意見をいただきました。

柴田助産師より
現地では震災後2年目を迎えるにあたって、様々な不安を抱いたり、気持ちがざわめいたりしている声もたくさん聞かれます。そして地元の支援者たちは、ご自身も不安を抱えながら、どうしたら他の人を支えてあげられるか、を必死に模索しています。
その中で、自分のいろいろな気持ちを話せたり、ほかの人に受け止めてもらったり、リラックスする時間をもっていただくこの企画が、この時期にできて良かったと思います。
心も体もゆるめて、あらたな出会いやつながりを生む、このような機会が被災地の皆様の活力になり、また歩みをすすめる励みになれば、とてもうれしいことだなあ、と改めて思いました。


次回へつづく
衛星マップ

2013年3月1日

報告


PCOTだより 2012年12月

身近な場からの母乳育児支援をめざして

12月9日に仙台市で開催された宮城母性衛生学会で、柴田助産師が「地域で取り組む母乳育児支援 身近な場からの母乳育児支援をめざして」という発表を行いました。

石巻市・東松島市・女川町では5施設あった産科施設が震災後3施設になり、母乳外来のある産院もないため、保健師や保育士へのニーズ確認の上、前記2市1町の保健師、助産師、栄養士、保育士や母子支援を行うNPOを対象に、これまで2時間×2回の母乳育児支援研修会を2度(計4回)開催しました(10・11月)。

講師は、NPO法人みやぎ母乳育児をすすめる会所属の小児科医、産婦人科医、歯科医、助産師で、石巻市のあべクリニック産科婦人科のご協力をいただきました。

 

 

研修内容は、①母乳の利点と母子相互への影響 ②母乳育児確立への支援と退院後のセルフケア ③母乳育児継続のための支援(トラブル時の対処、離乳食・卒乳・虫歯等含む) ④災害時の授乳支援 です。

 

 

参加者は延べ78名(平均19.5名/回)。毎回大変好評で、母乳育児の重要さについて多くの方々に認識してもらうことができました。また、研修会参加者が石巻市内の子育て支援センターのニュースレターで、母乳育児の話題を取り上げて下さっています。

地元の母子支援関係者からは今後の開催希望も強く、4月の柴田助産師の常駐支援終了後も、母乳育児支援がこの地域で根付くために継続開催できるよう協力していきます。


1月号につづく

2013年3月1日

報告


PCOTだより 2012年11月

「支援者の寺子屋」を開催

10月21日、地元母子支援者のための癒しのセミナー、「支援者の寺子屋」を開催し、保健師、助産師、子育て支援センター職員、地元ボランティア12人が参加しました。
会場は昔の酒蔵を改築した日本家屋「蔵しっくパーク」。落ち着いてリラックスしやすい環境でした。

浅見臨床心理士を講師に招き、午前中は「気づきのセミナー」。少人数グループでのワークと2人一組でのワークを行いました。「自分が知っている自分」と「周りから見えている自分」を知り、自分の気づかない良さを周りの人に言ってもらったことが自己肯定感につながったようでした。

午後は地元のセラピスト(足もみ、ハンドマッサージ、全身マッサージ、整体)のトリートメントを受けたり、臨床心理士による個別カウンセリングを選択制で受けてもらいました。

参加者の方からは「いろいろ吐き出し、頭の中が整理できてよかった」、「素敵な時間だった」、「気持ちよかったし、こういった時間を過ごせてとてもよかった」、「思い切って参加してみて良かった」、「物事を考える時について自分のくせを知ることができ、考え方のヒントを知ることができた」などの声が寄せられ、次回開催を期待する声も多数でした。

日々迷い、悩みながらも、地域の方々のために活動されている支援者自身が力を抜ける場、自分のことを考える場というのは、やはり必要なことだと実感しました。

 

小児科講座「感染症について」を開催

11月1日には女川町子育て支援センターで、元PCAT担当副理事長の石橋幸滋医師による小児科講座「感染症について」が開催され、13組の親子+8人の保健師、子育て支援センタースタッフの方々が参加されました。

わかりやすい講義で、皆さん熱心に聞き入っていました。特にこれからの季節に流行しやすい病気や予防接種に関しては、皆さんの関心が高かったです。


12月号につづく

2013年2月4日

報告


PCOTだより 2012年10月 その2

10月13・14日に、子どもの将来の夢を体験実現する「子どものまち・いしのまき」というイベントがあり、2日間で約1200人の子どもが来場しました。柴田助産師は医療者になりたい子どもの担当をし、会場内に作られた「スマイル病院」で子どもたちが様々な医療者の体験をしました。

イベントがはじまります!

夢は看護師。血圧を測定して問診

夢は医師の小学校5年生。「いのちの誕生」を紙芝居を使って講義中

宮城大学からお借りした重さ3kgの実物大赤ちゃん人形で、抱っこ、オムツかえ、授乳、などを体験

「車いすタクシー」の様子

参加した子どもたちの感想

11月号につづく

2012年10月24日

報告


PCOTだより 2012年10月 その1

昨年2011年8月以来、PCAT の妊産婦・子育て支援プロジェクトであるPCOTの常駐スタッフとして、柴田洋美助産師が東松島市・石巻市を中心として活動しています。この活動を、約1ヶ月に1回のペースで、ニュースとしてお届けします。

柴田助産師は、東松島市の委嘱をうけて、新生児訪問を行っています(月15~20回程度)。また、石巻市のある子育て支援センターで、「たまごひよこサロン」という、お母さんのためのサロンを毎月開催しており、その企画・ファシリテーターとして活躍中です。そのほか、さまざまな母子支援関連のイベントや講習会の企画や協力をしています。

いろいろな学習会・講演会や行事の企画にも携わっています。以下に紹介します。

 

PCOT主催、石巻市で開催された「母子支援者のための母乳育児支援研修会」。柴田助産師は企画・運営全般を行っています。10月4・17日で、石巻市・東松島市・女川町より計41人の保健師・栄養士・保育士などが参加しました。PCATが医師派遣で協力させて頂いた、あべクリニック産科婦人科職員の方々にも当日スタッフとしてご協力いただいています。11月14・29日にも開催予定です。

 

10月8日、石巻市にて映画「うまれる」の上映会をPCOT共催で開催しました。命が生まれてくる意味や家族の絆、命の大切さ、人との繋がりを考えるドキュメンタリー映画です。産婦人科医で、さめじまボンディングクリニック院長の鮫島浩二先生の講演会もありました。右端は柴田助産師。

10月号その2につづく

2012年10月24日

報告


現在活動中のプロジェクト